
1999年より構想がスタートし、発売当時では画期的であったショップ主導コラボレーションモデルの先駆けとなった「MT580 mita sneakers x realmadHECTIC(MT580ミタスニーカーズxリアルマッドヘクティク)」。本来「MT580」とはUSで発売されていた「M585 "Made in USA"」の日本改良品番であり、「M576」や「M1300」等が支流であった当時のシーンではそのポテンシャルの高さや魅力を不特定多数のコンシューマーに示すことの出来なかった悲運の名作。「M576」同様にオフロード用トレイルランニングモデルである「MT580」は着地面積の広いフラットな「ソール形状」が特徴的で、卓越した「安定性」を齎す軽量で堅固なグラファイト素材「ROLLBAR(ライトウェイトグラファイトロールバー)」を採用する事により、足の沈み込みを防ぎ、その他にも優れた「クッション性」と「軽量性」を満たす「C-CAP(シーキャップ)」や「安定性」に優れた素材の中に衝撃吸収材を封入した「ENCAP(エンキャップ)」構造を組み合わせることによりタウンユースでも実用的な機能性を持ち合わせています。発売当時、日本やNYCのストリートシーンでは都会で履く「URBAN TRAIL」スタイルが徐々に広がり始めていた頃でもあり、秘かなムーブメントを牽引するモデルとしては半歩早かったこのモデルですが「MT580 mita sneakers x realmadHECTIC」が数々のアイテムやサブカルチャーを吸収し具現化したプロダクトの登場により、日本を飛び越えアジアは勿論、その他海外のスニーカーヘッズに絶大なる指示を得るまでに成長を果たしました。節目となる第10弾を越え今年2008年より「Re START」を切った「MT580」第2章。第14弾を迎える今作は本来の用途であるオフロード用トレイルランニングモデルのフィールド「OUTDOOR(アウトドア)」からインスパイアされ、90'Sトレッキングシューズの様々なディテール、カラーソースを独自のフィルターに掛け落とし込み具現化しています。更に「アッパー」の「Nマーク」や「ヒールパッチ」には今作用に作られた「型押しラバー」を採用し、リファイン。数々のアイテムやサブカルチャーからインスパイアされ具現化されてきたモンスターコラボレーション「MT580 "HECTIC x mita sneakers"」プロジェクトを秋冬のスタイリングに加えて見ては如何でしょうか。