常にアスリートの意見に耳を傾ける事で様々なアイデアをインプットし、それを具現化する確かな技術力によって革新的なプロダクトを生み出し続ける「adidas(アディダス)」。
スポーツに尽力するアスリートをサポートするだけに留まらず、プロダクトを通して関わる全ての人とコミュニケーションを図る事でスポーツそのものの発展に貢献。
スポーツの根本である走る事に対する情熱は現在も冷める事が無く、最先端のテクノロジーを搭載したパフォーマンスシューズを携えてプロダクトカンパニーとして市場を活性化させています。
そんな同ブランドに於いて世界中に拡がるスニーカーショップを結び付けながら相互関係を構築する事を目的とし、Consortium(共同体)と言う名称とShake Hands(握手)のアイコンを採用した「adidas Originals(アディダスオリジナルス)」の最上級プロダクトを展開する「Consortium(コンソーシアム)」。
2016年には世界中の厳選されたパートナーのショップを巡るグローバルプロジェクトとなったConsortium Tour(コンソーシアムツアー)、そして2017年に新たなプロジェクトとして親交の深いパートナー同士が独自のストーリーとデザインコンセプトを持ち寄り具現化させたSneaker Exchange(スニーカーエクスチェンジ)が始動し、大きな話題を集めました。
そんな「Consortium」から、同ブランドの膨大な歴史を紐解いた中でも多種多様な足元のマスターピースとして長きに渡りシーンの第一線で活躍し、2020年に50周年の大きな節目を迎えた「Superstar(スーパースター)」のルーツと言われている「Supergrip(スーパーグリップ)」が待望の復刻リリースを果たします。
「adidas」がこれまでリリースして来たバスケットボールシューズの起源とされる「Supergrip」は1960年代初頭に発表され、それまでトラックシューズの開発に注力する事で培って来た技術を集約し開発。
また1968年開催のメキシコオリンピックに於いて、当時では珍しい「レザー」製の「アッパー」を採用した事で多くのバスケットボールプレイヤーの注目を集めました。
その後「トゥガード(爪先補強)」を「レザー」製の「プレーントゥ」から"貝殻"から着想を得た「ラバー」製の「Shell Top(シェルトップ)」にアップデートした「Supergrip」が登場。
このモデルが後に名称を変え「Superstar」として世に送り出される事となります。
この「Superstar」は、Los Angeles Lakers(ロサンゼルスレイカーズ)で活躍した「Kareem Abdul Jabbar(カリームアブドゥルジャバー)」氏が着用するなり"まるで素足に三本線がプリントされている様だ"と絶賛。
1970年から製品化され市場に送り出された同モデルは多くのバスケットボールプレイヤーの支持を得て、70年代半ばにはNBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)選手の75パーセント以上が着用するまでのシェアを獲得。
現代まで色褪せる事無く輝き続ける定番モデルとして昇華されています。
今作は当時リリースされたオリジナルシルエットやカラーリング、そしてマテリアルを忠実に再現する事で当時を懐かしむスニーカーファンから昨今のスニーカーヘッズまで幅広くフィットするモデルになっています。
スタンダードとは時代やユーザーと共に変化するものであり「adidas」を語る上で決して欠かす事の出来ないプロダクト「Supergrip」。
過去のヒストリーを紐解く事で蘇った2020年に50周年の大きな節目を迎えた「Superstar」の起源となる名機を足元から体感して見て下さい。