1982年にリリースされ、空前のエアロビクスブームと相俟って爆発的なヒット商品となった「Free Style(フリースタイル)」を皮切りに「The Pump Technology(ポンプテクノロジー)」を搭載した「Instapump Fury(インスタポンプフューリー)」や「Air Chamber System(エアチェンバーシステム)」内の空気が体重の移動によって流動する事でスムーズな足運びをサポートすると共に、類い稀な「反発性」と「クッショニング性」を発揮する「Dmx(ディーエムエックス)」等、各時代ごとに新たなコンセプトやテクノロジーを搭載したニューモデルを発表し、其々のフィールドに送り出して来た「Reebok(リーボック)」。
前衛的で画期的なプロダクトを数多く市場に投下すると共に、様々なブランドやアーティストとのコラボレートモデルを発表し、スポーツとカルチャーの架け橋としても重用な役割を担って来ました。
1979年にRunning(ランニング)カテゴリーからリリースされ、コアなランニングファンから圧倒的な支持を得た名作「Aztec(アズテック)」。
オリジナルモデルでは「シュータン」に"Hand Made In England"の「フォント」を掲げ、世界中のランナーが信頼を寄せるだけで無く、掲載されたシューズランキングによって売り上げが左右する程の評価基準となり各ブランドの技術開発にも多大な影響を及ぼした専門誌Runner's World(ランナーズワールド)でFive Star(最高評価)を獲得し「Reebok」がアメリカへ進出する礎を築き上げました。
そんな名品の遺伝子を受け継ぎながら、後の2000年にリリースされた「Daytona Dmx(デイトナディーエムエックス)」を始め「Nike(ナイキ)」の名作「Air Max 97(エアマックス97)」や「Air Zoom Spiridon(エアズームスピリドン)」を手掛けた「Christian Tresser(クリスチャントレッサー)」氏がデザインを担当した今作の「Aztrek(アズトレック)」は、1992年に長距離用のランニングシューズとして開発され「軽量性」と「耐久性」を兼ね備えた「シンセティックスウェード」や「シンセティックレザー」そして「通気性」に優れた「ナイロンメッシュ」のコンビネーションを採用しながら「ソールユニット」には「軽量性」と「クッショニング性」を兼備した「Eva(エチレンビニルアセテート)」をベースに、航空宇宙業界用に開発された特殊素材を使用し、ヘキサゴン(六角形)の組み合わせで形成された「Hexalite(ヘキサライト)」や「グリップ性」と「耐久性」に優れた「アウトソール」を搭載する事で、抜群の「クッション性」とスタビリティを発揮。
そんな名機のオリジナルディテールを可能な限り再現した「Aztrek」をフィーチャーし、1999年に「Ryusuke Eda(江田 龍介)」氏と「Kentaro Kabaya(蒲谷 健太郎)」氏により東京/中目黒で「balanceweardesign(バランスウェアデザイン)」として誕生し、2003年からActive Urban Wear Support System & Graphix Supply(アーバンライフをベースとしたハイクオリティーなモダンカジュアルウエアとグラフィックの提案)をコンセプトに、デザイナー達が最も影響を受けた90年代のクロスカルチャーをベースに様々なカルチャーを取り入れたモダンカジュアルウェアを展開する「bal(バル)」と、数多くのブランドとのコラボレートモデルや別注モデルのデザインを手掛けるだけでは無く、世界プロジェクトから国内インラインのディレクションまで多岐に渡りスニーカープロジェクトに携わり具現化し続ける「Shigeyuki Kunii(国井 栄之)」がクリエイティブディレクターを務める「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」とのトリプルコラボレートモデルがゲリラリリース決定。
往年の"トレイルランニングシューズ"からインスパイアを受けて再構築された今作は、カラーリングに「グレー」と「ブラック」そして絶妙な「ライトブルー」をベースにしながら、差し色として鮮やかな「ブルー」と「オレンジ」を巧みに配置。
マテリアルには「通気性」に優れた「ナイロンメッシュ」と「ナイロン」を配しながら「ガード(補強)」には「スウェード」そして「サイドパネル」の「Vector Logo(ベクターロゴ)」には、夜間の「視認性」に配慮した機能素材「リフレクター(反射材)」を散りばめる事で、レトロな雰囲気の漂うカラーリングやマテリアル使いで新たな魅力を付加させています。
また「シュータンラベル」には「bal」の「ロゴマーク」が鎮座し「サイドパネル」に本来「刺繍」で記される「ロゴマーク」は80年代に使用されていたクラシックな窓型の「ロゴマーク」に変更。
更に「インソール」には「Reebok」と「mita sneakers」の「ロゴマーク」に加えて「mita sneakers」のアイコンである「CHAIN LINK FENCE(金網)」が配され、オフィシャルコラボレートモデルである事を証明しています。
各時代に新たなテクノロジーを市場に投下して来た「Reebok」のアイデンティティを体現する不朽の名作「Aztrek」。
現代に再生されたエポックメイキングをベースに「bal」と「mita sneakers」の独創的なアイデアを反映させた逸足からコラボレート本来の意味や意義を感じ取って見て下さい。