常にアスリートの意見に耳を傾ける事で様々なアイデアをインプットし、それを具現化する確かな技術力によって革新的なプロダクトを生み出し続ける「adidas(アディダス)」。
スポーツに尽力するアスリートをサポートするだけに留まらず、プロダクトを通して関わる全ての人とコミュニケーションを図る事でスポーツそのものの発展に貢献。
スポーツの根本である走る事に対する情熱は現在も冷める事が無く、最先端のテクノロジーを搭載したパフォーマンスシューズを携えてプロダクトカンパニーとして市場を活性化させています。
そんな同ブランドより、長きに渡り「Supreme(シュプリーム)」のデザインディレクターを務めた「Brendon Babenzien(ブレンドンバベンジン)」氏がニューヨークを拠点に、環境問題や社会情勢、そしてスケートボードカルチャーに留まらないモノ作りを行い人気を博すファッションブランド「Noah(ノア)」とのスペシャルメイクアップモデルがゲリラリリース決定。
1972年に第二次世界大戦後のドイツで初めて行われたミュンヘンオリンピックに向けて開発された「SL72(SL72)」は"Super Light(スーパーライト)"から命名された通り「アッパー」には当時としては珍しい「ナイロンメッシュ」を採用して軽量化を追求したマラソンシューズ。
そんな「SL72」の2020年バージョンとして開発された「SL20」はエントリーランナー向けに誕生し「アッパー」には「軽量性」と「伸縮性」に特化した「エンジニアードメッシュ」を採用。
「ミッドソール」には抜群の「モーションコントロール性」を促す「Torsion System(トルションシステム)」や従来の「EVA(エチレンビニルアセテート)」よりも40パーセントの軽量化に成功した新フォーム素材「Light Strike(ライトストライク)」を搭載。
更に「アウトソール」には「クッション性」が必要な箇所は粗く「安定性」が必要な箇所は細かい網目を施した「Stretchweb Outsole(ストレッチウェブアウトソール)」を採用し、素材には自動車用タイヤで培われた技術を応用して優れた「グリップ性」を発揮するドイツ発祥の「Continental(コンチネンタル)」社の「コンチネンタルラバー」を採用しています。
そんなパフォーマンスシューズをベースにした今作は「Brendon Babenzien」氏の生まれ故郷である"ロングアイランドの美しい海"からインスパイアされたカラーリングやマテリアルを選択。
地球環境問題の中でも特に問題視されている海に海流するプラスチック廃棄物問題に対し「adidas」は、2024年までにプロダクトに使用する素材を全て「リサイクルポリエステル」に移行することを公言すると共に「Cyrill Gutsch(シリルグッチ)」氏により創設され、海洋環境の現状に関する認識を高める為に様々なクリエイターや思想家達が集う事で、その環境保護と保全を訴えるプロジェクトを行う海洋環境保護団体「Parley for the Oceans(パーレイフォーザオーシャンズ)」と協力し、プラスチック廃棄物をパフォーマンススポーツウェアへと蘇らせる活動を行っています。
今作はそんな海岸や海沿いの地域で海に流入する前に回収されたプラスチック廃棄物をアップサイクルして生まれたリサイクル素材「Parley Ocean Plastic(パーレイオーシャンプラスチック)」を50%以上含む「ナイロンメッシュ」である「Prime Blue(プライムブルー)」をベースに採用し「Brendon Babenzien」氏が考えるサステナブルな視点を具現化。
更に「シュータン」には「adidas」と「Noah」の「ロゴマーク」を配する等、スペシャルメイクアップモデルならではのディテールワークを魅せています。
「adidas」を語る上で決して欠かす事の出来ない要素であるRunnig(ランニング)カテゴリーのエポックメイキングのプラットフォームに更なる変化を与えた「SL20」。
そんなフューチャークラフトを体現する渾身のプロダクトをベースに昨今の環境問題に対する答えを導き出した「Noah」ならではのディテールを反映した今作を足元から体感して見て下さい。