ある人は"彼はマイケルジョーダンの姿をした神"だと表現し、並外れた身体能力が生み出す彼の滞空時間の長さから"Air(エア)"の異名を持つ等、世界最高峰のアメリカプロバスケットボールリーグであるNBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)史上、最も愛されているリビングレジェンド「Michael Jordan(マイケルジョーダン)」氏。
「Air Jordan(エアジョーダン)」シリーズの初代である「Air Jordan 1(エアジョーダン1)」のリリースから2020年で生誕35周年を迎え、シグネチャーモデルとしてだけでは無く「Jordan Brand(ジョーダンブランド)」として不動の地位を確立しています。
そんな益々の盛り上がりを魅せる歴代「Air Jordan」シリーズの中でも世代を問わずスニーカーヘッズからのプロップスを集める「Air Jordan 5(エアジョーダン5)」のシーズナルカラーがリリース。
シューズデザイナー「Tinker Hatfield(ティンカーハットフィールド)」氏が「Michael Jordan」氏のプレイスタイルであるスピードをデザインに反映させる為、戦闘機"P-51(愛称Mustang/マスタング)"をデザインモチーフにして1990年に発表。
「サイドパネル」の「TPU(熱可塑性ポリウレタン)製ベンチレーションネット」や「リフレクター(回帰反射板)」を配した「シュータン」など特徴的なディテールで人気を博し、激しい争奪戦が繰り広げられ社会現象にまで発展した名作です。
また「Air Jordan 5」のオリジナルリリース当時には、1989年に公開されブルックリンを舞台に人種間の凄絶な戦いを通して人種差別を描いたDo The Right Thing(ドゥーザライトシング)など、ブラックカルチャーの旗手として注目を集めた映画監督「Spike Lee(スパイクリー)」氏がCM制作を手掛けた際に"Is it the shoes?(これはシューズなのか?)"と言うキャッチフレーズを用いて、その機能美とポテンシャルを表現した事で世界規模のムーブメントを巻き起こしました。
また近年リリースされて来た復刻モデルの「ヒール(踵)」には「Jumpman Logo(ジャンプマンロゴ)」を採用していましたが、オリジナルスペックである「Nike Air Logo(ナイキエアロゴ)」を再現したOGモデルがリリースされる等、その人気は衰える事を知りません。
通称"Alternate Bel-Air(オルタネイトベルエア)"と呼ばれる今作は俳優・映画プロデューサー・ラッパー等、様々な顔を持つ「Will Smith(ウィルスミス)」氏が主演し1990年から1996年まで放送され話題となったコメディドラマThe Fresh Prince Of Bel Air(ザフレッシュプリンスオブベルエア)で、主人公「Fresh Prince(フレッシュプリンス)」が着用していた"衣装"からインスパイアされたカラーウェイを採用し、当時を懐かしむスニーカーファンから昨今の「Air Jordan」シリーズに慣れ親しんでいるスニーカーヘッズまで幅広くフィットするモデルに昇華されています。
誕生から記念すべき35周年を迎えた今も常に歩みを止めず常に新たな進化を魅せる「Jordan Brand」。
そんなシグネチャーモデルアイコンのフィロソフィを受け継ぎ、モダンな存在意義を再提案する今作を足元から体感して見ては如何でしょうか。