1985年に比類なき「クッショニング性」を確保するテクノロジー「ENCAP(エンキャップ)」を初搭載したフラッグシップモデルとして誕生した名機「M1300」。
そんな「M1300」に続くフラッグシップモデルとして80年代の後半に開発された「M1400」。しかし、当時の技術力では生産が不可能だった為、お蔵入りとなり1989年に「M1500」が先にリリースされる事となったという逸話も「M1400」のアナザーヒストリーとして語り継がれる幻のモデル。
時を経て日本企画により1994年に本生産となった「M1400」は優れた「クッション性」と「軽量性」を満たす「C-CAP(シーキャップ)」や「安定性」に優れた素材の中に衝撃吸収材を封入した「ENCAP(エンキャップ)」構造を組み合わせる事によりタウンユースでも実用的な機能として作用し高水準の「安定性」を実現。更に発売から現在に至るまでランナーの足元だけではなくストリートのファッションアイコンとしても絶大な支持を受けるプレステージモデルです。
近年では1976年に当時ランニング専門誌の権威であった「ランナーズワールド」誌において最高評価である「ファイブスター(五つ星)」を獲得したというコンセプトから誕生した「CHICKEN RUN COLLECTION(チキンランコレクション)」や2007年には「new balance(ニューバランス)」が誇るU.S.A.熟練クラフトマン集団「Super Team 33(スーパーチーム33)」による前代未聞のコレクション「Super Team 33」において日本企画として「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」がディレクションに参加したシリーズ第2弾「Stingray Collection(スティングレイコレクション)」に抜擢され好評を博した事も記憶に新しいところ。
そんな歴史的名作から「アメリカ」生まれのスポーツショップとして「スポーツをライフスタイルに取り入れた人々」ヘ向け提案し、日本でも確かな信頼を獲得している「OSHMAN'S(オッシュマンズ)」と「東京下町」に位置する「上野」から世界へ向けて独自のスニーカースタイルを提案する「mita sneakers」との共同提案企画の別注モデルがリリース。
今作は2008年にモデル生誕20周年という節目を迎え、時代のエッセンスを吸収しながらアップデートを繰り返す事で決して一過性ではなく普遍的な価値を保ち続ける世界的大定番モデルに昇華した「new balance」を代表するクラシックオフロードランニングモデル「M576」のオリジナルカラーや不朽の名品「M1300」の素材感からインスパイアされ具現化。
「アッパー」マテリアルには「通気性」に優れた「ナイロンメッシュ」、上質な「ヌバック」を大胆に使用する事で高級感溢れるルックスにリヴィジョンされ、一見シンプルなルックスながらも「アウトソール」部の「ガムソール」や「ヒールパッチ」の「リフレクター」そして「アンクル」部の「スウェード」使いなど、オーセンティックな「new balance」を彷彿させるカラー・素材使いながら、別注モデルならではのディテールを詰め込んだ1足となっています。
満を持して「new balance」を牽引するプレステージモデル「1000」シリーズにフォーカスが当たる今年の2010年。伝統と歴史を紐解きながら「ヘリテージ性」を尊重しつつ、アイデアと拘りを随所に散りばめた今コラボレーションで魅せる新たな魅力をこのリヴィジョンされたプレステージモデルから体感して見ては如何でしょうか。