常にアスリートの意見に耳を傾ける事で様々なアイデアをインプットし、それを具現化する確かな技術力によって革新的なプロダクトを生み出し続ける「adidas(アディダス)」。
スポーツに尽力するアスリートをサポートするだけに留まらず、プロダクトを通して関わる全ての人とコミュニケーションを図る事でスポーツそのものの発展に貢献。
スポーツの根本である走る事に対する情熱は現在も冷める事が無く、最先端のテクノロジーを搭載したパフォーマンスシューズを携えてプロダクトカンパニーとして市場を活性化させています。
そんな同ブランドに於いて世界中に拡がるスニーカーショップを結び付けながら相互関係を構築する事を目的とし、Consortium(共同体)と言う名称とShake Hands(握手)のアイコンを採用した「adidas Originals(アディダスオリジナルス)」の最上級プロダクトを展開する「Consortium(コンソーシアム)」。
2016年には世界中の厳選されたパートナーのショップを巡るグローバルプロジェクトとなったConsortium Tour(コンソーシアムツアー)、そして2017年に新たなプロジェクトとして親交の深いパートナー同士が独自のストーリーとデザインコンセプトを持ち寄り具現化させたSneaker Exchange(スニーカーエクスチェンジ)が始動し、大きな話題を集めました。
そんな「Consortium」から、同ブランドの膨大な歴史を紐解いた中でも多種多様な足元のマスターピースとして長きに渡りシーンの第一線で活躍する「Rod Laver(ロッドレーバー)」のスペシャルモデルがゲリラリリース。
1970年代、まだテニスは敷居が高く堅苦しいイメージが定着していた為、同カテゴリーに於ける市場は停滞。
しかし気軽に競技を取り組める公営施設の充実や初心者でも楽しむ事が出来るラケットの開発によって環境が急速に変化し、競技人口も拡大した事で瞬く間に人気スポーツへと発展。
市場動向の変化によってRunning(ランニング)カテゴリーに向けて開発されたテクノロジーや、他のスポーツ分野で培ったノウハウをTennis(テニス)カテゴリーに流用する動きが活性化され、テニスに於けるスポーツブランドの競争は更に激化して行く事になります。
そんな1970年代に登場した「Rod Laver」は、スニーカー史に名を連ねる名品の中でも「adidas」の歴史を語る上で欠かす事の出来ない傑作として語り継がれ、1962年と1969年の2度に渡りテニス世界4大大会を制覇しGrand Slam(グランドスラム)に輝いた"Roket(ロケット)"の異名を持つオーストラリア出身のプロテニスプレーヤー「Rod Laver」氏との共同開発により1970年にシグネチャーモデルとして誕生。
2010年には「Consortium」から「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」とのコラボレートモデル「Rod Laver Vin(ロッドレーバーヴィンテージ)」や、2012年には「adidas Originals for mita sneakers(アディダスオリジナルスフォーミタスニーカーズ)」から「Rod Laver Vin Mita(ロッドレーバーヴィンテージミタ)」がリリースされ話題を集めました。
今スペシャルモデルはオーセンティックなシルエットやカラーウェイを現代に再生しながら「アッパー」マテリアルには「クラックレザー(ひび割れ加工)」や「スムースレザー」を用いてモダンに昇華させる事で、当時を懐かしむスニーカーファンから昨今のスニーカーヘッズまで幅広くフィットするモデルになっています。
スタンダードとは時代やユーザーと共に変化するものであり「adidas」を語る上で決して欠かす事の出来ないプロダクト「Rod Laver」。
ヒストリーを継承しながら現代に再生する今作を足元から体感して見て下さい。