イギリスのボルトンで活動していたランニングクラブ、ボルトンプリムローズハリヤーズに所属するランナーであったJOSEPH WILLIAM FOSTER氏。そんな同氏が閃いた靴底に釘を打ち付けたら地面をしっかりと噛んで早く走れるのではないかと言う発想を元に、世界初のスパイクシューズであるランニングパンプスを1985年に開発。その噂は瞬く間に広がり、地元ランナーから同じスパイクシューズの制作依頼が殺到した為、スポーツシューズ製造を行う「JOSEPH WILLIAM FOSTER」社を1900年に設立。このランニングパンプスと命名されたスパイクシューズは、直ぐにイギリスのアスリートの間でも大きな話題となり、1924年に行われたパリオリンピックでは、同社のシューズを着用したHAROLD ABRAHAMS氏とERIC LIDDELL氏がゴールドメダルを獲得する等、目覚ましい活躍を披露。その後、アスリートに最高のパフォーマンスを発揮させる事に貢献したいと言う想いを込め、1958年にアフリカに生息し俊敏に駆け回るガゼルから命名された「Reebok」へと社名を変更し現在に至ります。そして、アメリカで行われたスポーツの見本市でアウトドア用品のディーラーであったPAUL FIREMAN氏が「Reebok」に興味を抱きアメリカに於ける販売権を獲得した事で、本格的にアメリカのマーケットへと参戦。1982年にガーメントレザーを使用したエアロビクスシューズFREE STYLEが大ヒットとなり、世界的なスポーツブランドとして大きな飛躍を遂げます。その後もTHE PUMP TECHNOLOGYを搭載し、同ブランドのアイコンモデルにまで成長を遂げたINSTAPUMP FURYや、エアチェンバー内の空気が体重の移動により流動する事でスムーズな足運びをサポートすると共に、類い稀な反発性とクッショニング性を発揮するDMX等、各時代ごとに新たなコンセプトやテクノロジーを搭載したニューモデルを発表。前衛的で画期的な数多くのプロダクトを市場に投下すると共に、様々なブランドやアーティストとのコラボレートモデルを発表し、スポーツとファッションの架け橋としても重用な役割を担い続けています。